AC版 ROUND43 安定攻略問題
Stabilization Breakthrough Problem
アーケード版のROUND 43には 安全な攻略経路が存在するのか。 |
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このページで取り扱うのは以下の3つ。
1.「安定攻略」とは誰でも出来る事。
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1.「安定攻略」とは? | ||||
何をもって安定とするか。 1.初めてプレイする人でも可能な動作。 2.ファイアボールの使用が必須ではない事。 3.僅かな注意さえすれば、死ぬ可能性を無くす事ができる動作。 4.全てのアイテムを回収してクリアできる事。 5.説明書に記載がある動作。 |
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説明書に記載がある動作 | これらは上記理由から、ここでは安定から除外するものとする。 | |||
遠方喚石 | つま先立ち | 隙間着地 | 隙間ジャンプ | 足場消し |
ROUND43はミスを恐れなければ簡単に鍵が取れるステージである。 もし隙間着地と隙間ジャンプの多用を認めれば、 極端な話、15秒以内で攻略できる。 タイムアタックなど特段の事情が無ければ 楽しむという本来の目的に取り組む事をオススメしたい。 |
2.他のプラットフォームとの比較 | ||
Arcade | FC/NES | SEGA Mark III/SMS |
ROUND 43 | ROOM 47 | ROOM 47 |
どのプラットフォームも、主人公ダーナの初期位置の左下に カミーラの鏡からデーモンヘッドが絶え間なく出現する。 アーケード版とファミコン版は パズルの部分はパッと見ただけでは違いは無いように見える。 ところが、鍵のある所の下と右がカナリ違っており、 3つの攻略方法は全て違うのだ。 セガ版はステージの高さが11マスという都合上、大きく構成が違う。 更に隙間ジャンプは出来ないが、隙間着地は必ず成功、という仕様がある。 経路の問題ではなく、仕様的に安定攻略が可能だ。 PCエンジン版のZIPANGは 隙間ジャンプは出来るが、隙間着地は出来ない、という仕様。 ステージ構成自体はファミコン版と同じなので省略する。 全てのプラットフォームに言える事だが、 安全で安定な経路以外ならば、攻略経路はある。 ハイスコアが不要ならば、安定経路はある。 それらについては省略する。 このページの目的は、全てのスコアアイテムを確保した上で 死の危険の無い誰でも通れる安定経路の探求だ。 |
3.安定した攻略経路があるのか | |
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結論を言うと、先ほど定義した「安定」を満たす経路は 今のところ発見されてないという事になる。 熟練者でも全アイテムを取ってクリアを目指すと死ぬ可能性が高いステージだ。 黄○などのドア入りを防ぐバーン。 青○の一段下のバーンを安全に超えられないFC版との仕様の違い。 この2つのバーンが頭を悩ませる。 ちなみにAの位置だが、足場消しジャンプを使わなくても問題ない。 ダーナが登った状態で、ヘッドがAの石を壊すよう誘導でき、 鏡下に石を出せるようになる。 |
安定攻略までの惜しい経路 | |
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経路1 開幕に左の鏡下を壊してヘッドを落とし、 鍵下の縦3マスから下部へ進入する経路。 テクモプレートを獲得してからクリアしようとすると、 扉に入るのに黄Xの隙間着地が必要になってしまう。 ちなみにファミコン版では、開幕に左の鏡下を壊すと 隙間ジャンプをしない限りクリアが出来なくなるので注意だ。 |
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経路2 開幕に左の鏡下を壊さず、右側の鏡から下部へ進入する経路。 青○はバーンを跳び越す形で降りてもファミコン版では死ななかった。 アーケード版ではバーンの当たり判定の形がフレームによって変化し、 接触する可能性の方が高いので、安定経路では無くなっている。 足場ギリギリで斜めジャンプをすれば跳び越せるが、 知っていても失敗する事がある。 青○の場所で跳び越せた場合は青Xを設置し 1UP獲得後に安全に扉に入る事ができる。 テクモプレートを獲得するには隙間着地が必要になってしまう。 |
ファミコン版は買い切りのゲームであるが、アーケード版はそうではない。 ゲーム筐体機の回転率を上げたり、ハイスコアを狙うリピーターの為に ある程度の理不尽を許容した構成になったのだろう。 テクモプレートはソロモンの鍵において最高得点アイテムだ。 このアイテムを取る為に、危険で高度なテクニックを要するのは、 それが「アーケードだから」という説明が最も納得できる。 ファミコン版との仕様の違いに泣かされる所もあるが ROUND43は、「アーケード」として、「アクションパズル」として両立した 楽しむ事ができるステージになっているのである。 |